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讃岐うどん排水

排水処理設備を専門にやっている身としては、やっとニュースになったのかと言う気がしますが讃岐うどんのお店の排水が未処理のまま河川等に排水されている問題が四国新聞社で取り上げられていました。

もともと水俣病やイタイタイ病などの公害病事件を経て作られた公害対策基本法やそれを発展させた形の環境基本法は工業をしている工場の排水を意識したものでした。

しかし、工業製品の性能の一つとして環境性能がみなされたり、企業のCSRへの取り組みが選択基準のひとつとして認識されている現在はどの工場でも国の一律基準以上の厳しい自主基準を定めて環境負荷の低減をしています。

現在の環境へ排出される汚濁負荷の大きな部分は家庭生活によるものや農業によるものが占めるようになってきています。

今回の讃岐うどんの件も零細なところがやっているからと見逃されてきたわけですが、汚濁負荷の側面からは決して零細な業者とは言えないものになっています。

汚濁負荷の量をCODで比べてみるとうどん屋って非常に大きなものがあることが分かります。

東芝グループ全体 2005年度  327ton/年 (東芝ホームページより)

松下 新井工場  2005年 取水量 4,567千ton/年 循環的利用量1,417,196ton/年 COD実績最大値11mg/L(新井工場サイトレポートより)排水量が公開されていないので大雑把に2/3が空調冷却用として計算すると4,567*2/3*11/1000=33.5ton-COD/年

うどん屋の排水量を10ton/日と仮定する。COD平均1300mg/L(四国新聞より) 10*365*1,300/1000000=4.7ton-COD/年 

東芝グループや松下の半導体の主力工場と零細のうどん屋を比べるのも何か気が引けますがうどん屋10軒で巨大な半導体工場より汚濁負荷が大きくなるというのでは規制が無い方がおかしいと思います。

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