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なんとか還元水

例の松岡農水相の事務所の水光熱費の問題で一躍人気のキーワードになってしまった「なんとか還元水」、そもそも還元水って何でしょう?

まず、「還元」と言う言葉、これは化学の用語で対象とする物質が電子を受け取る反応を言います。

鉄と酸素が化学反応して酸化鉄つまり錆になる反応の時、酸素を対象としてみると鉄から電子を2つ受け取るので還元されたことになります。

逆に鉄の側から見ると電子を渡している反応といえます。これを「酸化」といいます。

つまり還元と酸化は必ず同時に進行しています。よって、これらの反応全体を「酸化還元反応」といいます。

還元水の話に戻って、還元水があると言うことは酸化水も当然あります。還元水も酸化水も水を電気分解して同時に作られているのです。

これらの電気分解、電解をして得られた水と言う事で「電解水」とも呼ばれています。

これらの水は強力な洗浄能力を持っていたり、殺菌作用を持っていたりするので半導体などの生産工程の洗浄水や医療現場の消毒用水として既に実用化されています。

しかし、こんな水を議員会館で使うとは思えません。「水道水を飲む人は居ない」という発言とあわせると「なんとか還元水」は飲料水と言うことになるんでしょう。

では、飲料水としては何のメリットがあるのか?

正直私には良く分かりません。かなりの部分はプラシーボ効果によるものではないかと思っています。この辺りのことを丁寧かつ科学的に調べている方があるのでそちらを見てください。

冨永研究室ビジター案内 ここの「水商売ウォッチング」が詳しいです。

また、還元水を始めとする機能水について詳しく知りたい方はこちらをどうぞ、

一応、それなりの水処理技術者の端くれなんでこんな本も読んでいます。非常に分かりやすく目的にあわせて機能を付加する水処理について書かれているので水を扱うエンジニアにお勧めです。

「アルカリ還元水」=「アルカリだから体に良い」と勘違いしている方には難しすぎるかもしれないです。

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Tracked on March 14, 2007 03:01 PM

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