« たけのこはまだかいな | Main | 今宵の晩酌 »

水道水

松岡利勝農林水産大臣が9日午前の閣議後会見で、議員会館事務所の「光熱水費」をめぐり「今、水道水を飲んでいる人はほとんどいない」と発言したことで物議をかもしています。

実際に東京や大阪では小型の浄水器が良く売れているし、ペットボトル入りのミネラルウォーターや飲料水の宅配も普及してきています。

しかし、ミネラルウォーターが普及したからと言って水道水が飲めない代物になったわけではありません。

地方の条件の良い地域では未だに緩速ろ過だけで美味しい水道水を供給できているところが沢山残っているし、大阪のような上流に大都市があって条件が悪いところでも高度処理施設の導入によって格段に水質が向上しています。

そもそも美味しい飲料水ってどんな水でしょうか?

一般的には適度に炭酸ガスやミネラルが含まれ口当たりが良くて嫌な臭いのしない水が美味しいとされます。
1985年には、厚生省からおいしい水の供給をということで、「おいしい水研究会」を発足させて、「おいしい水の要件」と言う指標を発表しています。

指標には「蒸発残留物」「硬度」「遊離炭酸」「過マンガン酸カリウム消費量」「臭気度」「残留塩素」「水温」が用いられていました。

蒸発残留物は水を蒸発させた時に蒸発せずに残る成分でカルシウム、マグネシウム、シリカなどの無機塩類が主成分で適度にあると味がまろやかになります。蒸発残留物が全く含まれて居ない純水は口に含んだ時刺激が強すぎてものすごく不味いです。

硬度成分はカルシウムやマグネシウムなどの2価のアルカリ土類金属成分のことです。これも適度な濃度が必要です。この成分が少ない水を軟水と言い、多い水を硬水と言います。日本の水道水は殆どが軟水です。

遊離炭酸は溶けている炭酸ガスのことです。適度に含まれていると飲んだ時に爽やかな感じがします。純水のように意図的に炭酸ガスを抜いた水はまさに気が抜けたような飲みにくい水になります。

過マンガン酸カリウム消費量は解けている有機物を分解する際に消費される酸化剤の量のことで、この数字が大きいほど有機物による汚染があることになります。
この値は小さいほど良いです。

臭気度は希釈して行ったときに何倍希釈した時に臭いを感じなくなるかという指標で小さいほど臭いがないことになります。

残留塩素は消毒に使われる塩素の残留量です。あまり残っているとカルキ臭くなりますが、全く残っていないと雑菌の繁殖などの問題が出てきます。

水温は同じ水でも飲み頃の温度があると言うことから指標に選ばれているようです。

このような指標で人口10万人以上の都市水道の中から東海地方では名古屋市、豊橋市、四日市市、津市、松阪市が美味しい水道水に選ばれています。

実際に名古屋の実家に行ったときには水道の水をそのまま飲んでいますが美味しい水だと思います。
水道水をもう一度見直してもいいのではないでしょうか

|

« たけのこはまだかいな | Main | 今宵の晩酌 »

ニュース」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 水道水:

» 安倍内閣、足を引っ張る閣僚は即刻退場せよ! [閑話ノート]
↑今朝、諏訪地方に降った春の雪{/kaeru_snow/} 例の光熱水費問題で、松岡利勝農水相が満身創痍になってしまった? 先の国会“ナントカ還元水”答弁でボロが出てしまったようだ。 もともと何かと危うい閣僚の最右翼と危惧していたが、ここまでくるとどうにもならん。 当初(きょうの)記事タイトルを「即刻クビにせよ!」とした。 然しながら優しいお坊ちゃまの安倍晋三総理ゆえ、猫に鈴は着けられないだろう。 そ�... [Read More]

Tracked on March 11, 2007 07:04 PM

« たけのこはまだかいな | Main | 今宵の晩酌 »